ヨハネ12:12-19,19:14-16

ヨハネ

第12章

12:12その翌日、祭にきていた大ぜいの群衆は、イエスがエルサレムにこられると聞いて、12:13しゅろの枝を手にとり、迎えに出て行った。そして叫んだ、
「ホサナ、
主の御名によってきたる者に祝福あれ、
イスラエルの王に」。
12:14イエスは、ろばの子を見つけて、その上に乗られた。それは
12:15「シオンの娘よ、恐れるな。
見よ、あなたの王が
ろばの子に乗っておいでになる」
と書いてあるとおりであった。12:16弟子たちは初めにはこのことを悟らなかったが、イエスが栄光を受けられた時に、このことがイエスについて書かれてあり、またそのとおりに、人々がイエスに対してしたのだということを、思い起した。12:17また、イエスがラザロを墓から呼び出して、死人の中からよみがえらせたとき、イエスと一緒にいた群衆が、そのあかしをした。12:18群衆がイエスを迎えに出たのは、イエスがこのようなしるしを行われたことを、聞いていたからである。12:19そこで、パリサイ人たちは互に言った、「何をしてもむだだった。世をあげて彼のあとを追って行ったではないか」。


第19章

19:14その日は過越の準備の日であって、時は昼の十二時ころであった。ピラトはユダヤ人らに言った、「見よ、これがあなたがたの王だ」。19:15すると彼らは叫んだ、「殺せ、殺せ、彼を十字架につけよ」。ピラトは彼らに言った、「あなたがたの王を、わたしが十字架につけるのか」。祭司長たちは答えた、「わたしたちには、カイザル以外に王はありません」。19:16そこでピラトは、十字架につけさせるために、イエスを彼らに引き渡した。
彼らはイエスを引き取った。


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