哀歌5:8-22

哀歌

第5章

5:8奴隷であった者がわれわれを治めるが、
われわれをその手から救い出す者がない。
5:9われわれは荒野のつるぎのゆえに、
おのが命をかけて食物を獲る。
5:10われわれの皮膚は飢餓の激しい熱のために、
炉のように熱い。
5:11女たちはシオンで犯され、
おとめたちはユダの町々で汚された。
5:12君たる者も彼らの手でつるされ、
長老たちも尊ばれず、
5:13若者たちは、ひきうすをになわせられ、
わらべたちは、たきぎを負って、よろめき、
5:14長老たちは門に集まることをやめ、
若者たちはその音楽を廃した。
5:15われわれの心の喜びはやみ、
踊りは悲しみに変り、
5:16われわれの冠はこうべから落ちた。
わざわいなるかな、われわれは罪を犯したからである。
5:17このために、われわれの心は衰え、
これらの事のために、われわれの目はくらくなった。
5:18シオンの山は荒れはて、
山犬がその上を歩いているからである。
5:19しかし主よ、あなたはとこしえに統べ治められる。
あなたの、み位は世々絶えることがない。
5:20なぜ、あなたはわれわれをながく忘れ、
われわれを久しく捨ておかれるのですか。
5:21主よ、あなたに帰らせてください、
われわれは帰ります。
われわれの日を新たにして、
いにしえの日のようにしてください。
5:22あなたは全くわれわれを捨てられたのですか、
はなはだしく怒っていられるのですか。

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